今日は先生以外のことで嬉しいな、と思うことが多かったような日だった。

といってもやっぱり先生のクラスにいた時が多いんだけど。

2限目の前に先生を探したけどずっといなくて、結局チャイムが鳴ってしまって、クラスに入っていると先生がやっと来た。直前に大きな声で先生を呼んだ子を責める先生。わたしが悪いって言いたいのかしら。近くにきた時に、入ってていいんですかねみたいなことを聞いたら、少々大袈裟にそれはもうみたいなことを言う。やっぱり昨日の付箋のお返しはもうくれなかった。やっぱり用務員さんにでもいじられてたのかな。

 


帰りに不登校の子がきたのが痛かった。あれがなかったら、しばらく話せたのになぁ。PTA事務員さんがコピーの仕事譲ってくれてたらなぁ。そんな不満たちに、赤ちゃんを作っているという事実が飲まれそうだった。

 


来年の話をしていた宮本くん。

来年はなんとかをこうしようと思う、みたいなことをPTA事務員さんに話していて、おやと思ったのだ。そこはすかさず突っ込まれていたけど、来年はいない確率が高そうだね、という話に、否定はしていなかった。のでその場では、来年は帰っちゃうかな〜みたいな流れだったのだけど、どうなんだろう。みたいな顔をしてご飯を食べようとマスクを外したところで、先生が声をかけてきてくれた。わたしはマスクを外したまま、矢継ぎ早に話してしまった。それが来たから、話に入られないように、と思ったのかなぁ。

Kくんが落ち着かない問題。教頭先生が1時間目に入ったという情報にジェラシーを感じたりする。まぁ教頭先生が入ったから、少し長く話できたんだけど。

 


今日の嬉しかったこと。

2限目の後かな。Mちゃんが前から手を広げて抱きついてきたので抱きしめ返した。その後、彼は後ろから入ってきたので見たかどうかわからない。

これまた別のMちゃんが、Kくんを構ってるときに後ろから抱きついてきた。始め誰かなーと思って振り向いたら、予想と違う子だったので嬉しかった。それは先生は見ていた。

またまた別のMちゃん、いつもしなっと構って欲しそうにする子が、図書係さんの読み聞かせの時に後ろからそっと抱きついてきた。そっと離れたけど、その後も時々靴ひもをいじってきたり、カーディガンの裾をつまんできたりと、構ってほしがり方が可愛いすぎる。それは先生遠めの斜め後ろから見えたかなー。

ずっと好かれてなかった1年生のCくんに、今日はいきなり抱きつかれた。勢いで倒れちゃったぐらい。

なんだろう、今日着てた緑のカーディガンは抱きつきたくなるような雰囲気があるのか。じゃあ先生にもその作用があったらよかったのに。

 


今日もあんまり話せなかったなぁ。ていうのが残る。しばらく玄関で待ってみたんだけどなぁ。何に落ち込んでるのかなぁ。さっきわかった気がしたのに、また忘れちゃった。先生の気のないことにかなぁ。給食の時に、Kくんを構ってほしいと表現した先生も、昼休みが終わって校庭に出てきてくれたので、これも構ってほしいのかなぁと話しかけたことも、放課後の、先生に構ってほしいと思うんですかに、心を許してる人に、という表現をしたことも、なんだか、わたしには寂しく響いたのだ。話しかけてすぐ、あっとか言って登校指導を忘れてたことを思い出して話を中断していた。思い出すきっかけになったと思って嬉しかったけど、カレンダーを確認しただけかもしれなかった。

読み聞かせでやたら後ろのすみっこにつけた先生、終わりの方で振り返ったら、もう少しだけ近くにきてた。

文章題はがんばったから、褒めてほしかったのだ、きっと、わたしが。

 


ああ、今日は排卵日だったからかな、子どもたちが寄ってきたの。あんまり関係ないか。わたしがやたら寂しくなったり先生を求めるのも、そこからきているのか。じゃあこの必要以上に先生に対して責めるような感情は、あまり深刻にとらえない方がいいのかな。

 


給食の時、話をちゃんと返しはしなかったんだけど、Kくんの悩みを言ってきたような先生に、でも皆すごい成長しましたね、と前から伝えたかったことを伝えた。本当に。みんな大人になった。先生と過ごすことでね。

 


業間、結局そのまま縄跳びもみることになった、みたいな流れに乗った。でも先生は誰にでもあんなことをするのだ。わたしにだけ構われたいのではない。だからわたしはベストを尽くす。わたしに任せてたら大丈夫だと思われるように。先生はあちこちでなわとびを跳んでいた。わたしに見せるつもりだったのかなぁ、あのいつもの3重跳び。わたしだけにベクトルが向いてたら可愛いのに。昨日の手つなぎ鬼も、もしかして誘われ待ちだったのかなぁって。先生はいつも入らないポジションだものね。わたしがタッチしたらよかったのかなぁ。側を通ったっけ。タッチすればよかった。

 


なんだか気が弱くなってる最近。

先生の雰囲気なのか、わたし自身が壁を作ってるのか。明日は勇気を持ってみようか。

 


Kくんが構われたいと思うのは、先生が構われたいと思っているからじゃないか。すぐに思った。自己を投影してるんじゃないかって。わたしはどっちかというと全く逆の印象を持っていたから。Kくんが言う、ほっといて喋らんといて触らんといては本音だと思ってたんだけどなぁ。たしかに、振り返ってみて相手にしてほしかったと取れなくもない行動も多かった。しかしあれは挑発で、馬鹿にするような行動だと捉えてたんだけどなぁ。あまのじゃくもあるか。

先生に構われたいのか、という質問の答えの、心を許してる人たちに、というのが、先生の答えだと受け取って、わたしだけじゃないと暗に伝えることが、先生がわたしに言いたい本音なんじゃないかと思って、わたしは傷ついてるのかもしれない。わたしが意図したり意図しなかったりする言葉を、先生に投げかけるように。