今日は色々ほっとした日。

いい金曜日だった。

 


3と5と入れた。

どちらも国語とか算数とか、子どもたちの正当な支援であった。

授業中はあまり目を合わせられなくなった。なんだか恥ずかしさの方が勝つ。もしかしたらバツの悪さみたいなのもあるのかもしれない。

 


6限が終わって、職員室に行くけど先生がいなかった。

そんなこともあるかーと、日誌をのろのろ書いて、10分ぐらい待ってみようと思っていた。

5分ぐらいして、下校指導から帰ってきたらしい先生の声がした。喜ぶも、主任の先生に何か報告することがあり、それを教室の方で話そうと持ちかけられる先生。あっち行ってしまうかー、とチラ見していると、教頭先生にいいニュースと悪いニュースがあって、なんておしゃれな切り出しをして、全ては聞こえないけど聞こえてくる限り、近所のスーパーの人に褒められたという、結局どうやらいいニュースだけ話して、おもむろに席につく先生。ちょっと話せる、と浮かれると、先生が例のカレンダーの下からのぞきこんで、たくさん入ってくれてありがとうございましたと言ってくれた。わたしはへらへらと笑って返しただけだった。先生が手にテープを貼っていくのを見つめながら、今日お休みの子の話をしたり、中学の学年閉鎖の話を聞いたり、あとなんだっけ、とにかく舞い上がってしまって、平常心で話せるようにするのに必死だった。

ちょっと話変わるんですけど、と切り出して、自分のにしたチョークホルダーを見せながら、前に借りてたやつは一本入ったのか聞いた。

いらないものあげたみたいに聞こえてたらごめんなさい、でもちゃんと準備していたものだったということを誠意をもって伝えた。中国製、は口が滑ったな。全くもう、わたしの口は。先生は聞き入れてくれたと思う。その後棚にファイルを取りに行ったけど、わたしも牛乳を取りに給湯室に入ったら、先生もコーヒーを飲みにきてくれた。久しぶりの給湯室。Kくんのことなどをゆったりと話しかけてくれた。わたしはさっさと取った牛乳を持ちながら、明らかに挙動不審になりあたふたと話した。集中力ついてきましたね、とか、Aくんも落ち着いた、など。みんな大人になってきた、赤ちゃんみたいなのがなくなったと席に戻りながら言っていて、先生も確かに、と言った。Sちゃんのあれは何だったんだろう、と言うので、わたしは保護者を呼んだ後、高校のことを気にしていたことを伝えると、変なリアクションをした。やっぱり気にくわないのかもしれない。でも先生は本心を見抜くのが上手だから、と褒めた。それも本当だ。わたしの本心はちっとも見抜かれている気がしないけど、子どもに的外れなことを言っているのは見たことがなかった。