察して察して察してちゃん。
わたしはそんな塊になっていた。
話す言葉も思い込みや察してで、意味の伝わらないものになっていた。
夢を見た。
結局もうひとつの腹立ったことは思い出せなかったけど、眠りに落ちる直前まで、先生の思い出を思い出していたせいだろう、がっつり先生の夢を見た。
新しい年度が始まって、先生の担任するクラスは持ち上がりで、主任の先生もまた3年生を持っていた。クラス替えがあって、zくんは先生のクラスじゃない、わたしは初日教頭先生に命じられて4年生のクラスに行かされた、などととてもリアルな夢だった。
だから起きぬけに、先生は来年もいるのかなぁと思ったほどだった。もしもいて、予知夢が当たったらいいなぁ。先生がいると思い込んでいるんじゃなくて、ただ、予知夢を見たんだったらすごいなと思うほどリアルな夢だったから。
広い学校内、新しい年度が始まってざわざわしている中、何度か先生を見かけた。
先生は特にわたしを見て嬉しそうな様子はないように見えたけど、なんだっけ、勃起していたな。どういうタイミングだったっけ、それをわたしは嬉しく思っていた。
ちょっと前、校庭で雪の結晶を見ようとしてたのにな。もうそんな雪は降らなそうだ。
1週間空いて、もう春になっている。
校長先生に思い切って電話をして、事態はどうなるだろうか。明日の朝に話決めるっぽかったから、とりあえずは電話してよかった。
まず。
先生は昨日ワクチンを打ったと知った。
先週の月曜、わたしが腕をさすりさすりしていたジェスチャーは、何のことか気づかなかったかもしれない。
明日先生は来れないかもしれない。
校長先生がどうして、土曜受けた先生がひどく熱を出していることを知っていたのだろうか気になるけど、先生も直接校長先生に連絡したのかな。月曜休むかもしれないから。そういうことする先生は、休む気な気がする。わたしは先生の代役を買って出る気満々だけど、もしかしたらわたしは3年生担当になるだろうか。
まぁ伏線は引いたから、あとは天命だ。
天命がくるための最大の伏線を引くわたし。
先生が来ないとますます不利。
って、明日への活力を見出してしまう、全然だめなわたし。