今日も終わりのいい金曜日。

音楽、というか3年教室の掃除が終わって職員室に戻ると、先生は机で仕事をしていた。

話してくれる気なのかなーと喜んでトイレを済ませて、まぁ、ちょっとだけ間に合わなかった日誌を片づけながら、先生の今日のお礼を待ってみたんだけど、先生は話しかけてこない。なんだかY先生に見せるものはあったみたいだった。それを作っていた風だった、というか。

さて、帰る間際にでも話しかけてやるか、とカバンを出して立ち上がりながら、今週、Kくん調子よかったですね。と話しかけると、Kくんへの不満を混ぜながら、まぁでもすごいがんばってると思います、と言った。口が悪いというのは確かに、でもなんだかわたしがいるから調子いいとか言いたくなさそうで、わたしへの悪口のようにまで聞こえた。そっかぁと受け入れていたら、それよりMちゃんとAちゃんが、と切り出すから、やっぱり先生もだめだと思ってたんだなと、笑いが出た。あの高学年女子みたいな、というと、もう鬱陶しくて、というので、鬱陶しいという表現に僅かに目を見開きながらも、そう言った先生に恥をかかせないように、言葉を選んで悪態をついていた。個人の鉛筆削りを禁止したら、と言ったら、まる先生がくださった鉛筆削り大活躍で、と1年越しぐらいの感想をくれたので、気をよくして前の学校で見た使い方を伝えたりした。

もう取り上げてしまえーとか、乱暴なことしてたらすみませんと誤り、まじギレしました、とこのぐらい言ったら先生の気は済むかな、と調節しながら話していた。